CASE-4 生爪成形用治具管理による段取りスピードのアップについて

取り組み前の課題

旋盤加工時には、生爪と呼ばれる固定具を成形しなければなりません。
そのための治具をサイズ毎に管理されていない状態である。
使用する時に必要なサイズの治具を探し出す手間が発生し、段取りコストの低減を目的に活動を行った。

取 組

木の板を購入し、そこにサイズ毎に釘を打ちつけます。そして識別シールを貼ります。
サイズ毎の治具も全サイズを社内で製作しました。せっかくですので黒染め処理も施し、錆びの発生を抑制します。
【効果】
① 探す手間の解消による段取りコストの低減
② 各自持ちのものもあったものも回収。スペースの確保による整理
③ 同じ治具を共通で使用するため、同質の製品の提供が可能
④ 「ちょうど良いものがある・ない」によらないデリバリーの向上

必要なものを探し出すのにいちいち手間がかかっていた。

「あれが無い・これが無い」だから「できない」なんて作業者から良く聞いたことあると思います。これはどの会社でも発生する事案です。その問題点を一歩ずつ、一つずつ克服していくことが、5S活動の原点です。QCD(品質・価格・納期)も自然にできてくるものかと考えます。

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